嫌・406 〜マジのハァ？〜

蛆共が去って行った午後8時。俺のチェックアウトまであと2時間。俺のバカラのピットには8時から仕事の新たな蛆が湧いて出てきた。

さっきまでの蛆よりはマシか。そう思いながら仕事をしていた…が、それもそう長くは続かなかったんだ。

俺の斜め後ろで、客がゲームしてる。大した額じゃないから別のとこ見てた。そこの方が額が低かったがな。そのへんは気分だな。そしてその瞬間がやってきた。俺を怒り狂わせる一言だ。呼ばれたから振り返ったんだ。そしたら俺は演技でもなんでもないマジの表情が出てしまった。

スー、フリーゲームしていい？

ハァ？

一言。このたった一言に俺の怒りがどれだけ乗っていたことだろう。マスクをしていたが、どれだけ般若の形相だった事だろう。

ディーラーは察知して、客にできないと伝えた。初めて聞いたわ。VIPルームならまだしも、ここは誰もがテーブルにつけるカスのたまり場だ。そんなことできるわけが無い。以前シックボーで馬鹿がごねたのかなんか知らねーが、それを受け入れたクズ上旬のせいでシックボーはフリーゲームができた。そんなのはとっくに終わってる。そして、バカラではそんなことは一度もなったことが無い。それに、その聴いてきたカスは常にVIPルームでディーリングするようなやつではない。比較的新しいクズだから、フリーゲームなどないことは承知のはずだ。ぶっ殺してやりたかった。マジでイラッときた。どうしたらフリーゲームをしていいか俺に聞くようになるんだ？あるわけないだろ。ここはゴミのたまり場なんだぞ。ふざけてんのか？ゴミのくせにゴミに頭やられてんのか？ならとっとと消えろ。死ね。

ふざけやがって。基礎でもなんでもねーんだよ。常識以前の問題だ。死ね。なんで聞く？意味わかんねーわ。

あー、マジでチャイニーズ嫌いだわ。